Butter 柚木麻子
面白い。首都圏在住三十代独身女性の周りにいるであろう人たちが出てくる。
今までそんなふうに評価したりカテゴライズしたりしたことなかったから新鮮な観点が次々出てきた。
一部、言いたいことありきでエピソード書いているところがあるのか、なぜそんな受取り方するのと思うところもあったが、全体として時代にあっていてとても良い本だった。
ネタにされた木嶋佳苗が怒っているので、完全フィクションだったらもっと良かったのかもしれない。
事実は小説よりも奇なりということなのか。
事件にインスピレーションを得て書かれたものなので完全フィクションは無理だったのかな。
①現代の中年高齢男性
お世話してもらえなくて可哀想?子供か。令和的感覚を持つ若い世代にはいなそう。
②現代の独身
自分なんか大事にする必要ない。自分ネグレクト。これは他者に対する精神的暴力になりうる。身につまされる。
③バター
美味しそう。読後すぐご飯炊いてバター乗せた。